着物もたまに着るだけならば、誰かに着付けしてもらう手もあります。
でも日常的に着ようと思う場合には、やはり自分で着付けできなければいけません。
そこでここでは、着物を着るために最低限必要なものと、着付けの流れとをまとめました。
着物を着るために最低限必要なもの
肌襦袢・裾除け
着物用の肌着のこと。
浴衣用の下着でも代用できます。
長襦袢
着物用の下着。
肌襦袢・裾除けの上に着ます。
紐
3本必要。
着物ベルトがある場合には、2本でOK。
ゴム製のものもあり、それでももちろんかまいません。
衿芯
長襦袢の衿に入れます。
伊達締め(伊達巻き)
着崩れを防ぐのに必要。
着物
これは言うまでもありません。
衿止め
着物の衿の位置を固定するためのもの。
着物ベルト
襟元の着崩れを防ぎます。
帯
これも言うまでもないと思います。
帯板
帯の前面を、これで整えます。
帯枕
帯の後ろで、お太鼓を作るためのものです。
帯揚げ
帯枕を固定し、前面を華やかにします。
帯締め
帯を固定し、さらにアクセントにもなります。
足袋
これも言うまでもありません。
このほかに、草履やバッグなども必要になります。
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着付けの流れ
着付けは、慣れれば30分くらいで着られるようになると思います。
着物や帯を保護するために、着付けをする場所の床には衣裳敷を敷いておくようにするのがおすすめです。
STEP1 肌襦袢・裾除け・足袋を履き、補正をする
「着こなしの半分は補正で決まる」と言われているほど、着物をきれいに着るためには補正は重要。
補正は、「体の凹凸をならして筒型にする」ことが目標です。
襟元とみぞおち・ウエスト・ヒップをタオルなどを使って補正します。
STEP2 長襦袢を着る
長襦袢は、この時点で襟元や裾合わせをきちんとしておかなくてはいけません。
着物を着てから手直しすると、着崩れの原因になるので注意しましょう。
STEP3 着物を着る
長襦袢をきちんと着たら、次は着物。
この際に腰紐をきっちりと、強めに締めることが着崩れを防ぐ最大のポイントです。
STEP4 帯を結ぶ
帯は緩まないように巻かなくてはいけません。
そのためには、ひと巻きごとに引き締めながら巻いていくのがコツとなります。