男性で着物を着ている人は女性と比べ、それほど多くありません。
女性の場合だと、着物を変に着ているとおかしく思われたりすることもあります。
でも男性なら、その心配はありません。
「それらしく見えればOK」ですので、着物の着付けにも臆せずチャレンジしてみましょう。
ここでは男性の袴の着付け方と、着付けを頼んだ場合の料金についてまとめました。
袴の着付け方
STEP1 袴を履く
袴は前部分と後ろ部分とに分かれています。
前後を間違えないようにしましょう。
袴に足を通し、袴の前部分を帯の上辺の位置に合わせます。
これが基本の位置決めとなりますので、慎重に行います。
STEP2 前紐を結ぶ
袴の前部分の位置を動かさないように気をつけながら、前紐を左右に出して持ち、後ろにまわします。
前紐は、帯の結び目で交差ささせるようにして、前側にまわします。
前に持ってきた紐のうち、右側の紐をさらに巻き、左の脇腹のところまで持ってきます。
この紐を左側の紐に乗せ、少しきつめに引っ張ります。
下になった左側の紐を上に折り返し、左右にややきつめに引きます。
紐を背中にまわしたら、後ろできつめに結びます。
STEP3 後ろ紐を結ぶ
袴の後ろ部分は、ヘラがついています。
これを帯と着物のあいだに差し込みます。
左右の紐を前方下部にやや強めに引き、前方で交差させたら前紐の下をくぐらせます。
2本の紐のうち上側にある紐を折り返し、もう一方の紐を上に上げます。
紐の下を一度通して下に下げ、折り返した紐を10センチほどたたみます。
たたんだ紐を結び目の上におけば、袴の着付けは完成です。
袴の着付けを頼んだ場合の料金は?
男性の場合、着物を自分で着付けてちょっとくらいおかしくなっても、他の人はまず気が付きません。
なので臆せずどんどん自分で着付けているうちに、着付けの仕方はうまくなります。
ただし自分で着付けた場合には、どうしても着崩れしやすいのが難点です。
またプロに着付けてもらえば、勉強になることも多いはず。
男性の袴の着付けをプロに頼んだ場合、料金の相場は4,000円~7,000円くらいです。
美容院や個人の着付け師、袴の販売店やレンタル店などで対応してくれます。
イベントのために袴を着る場合、イベント会場の近くで着付けをしてもらうのがおすすめです。
会場から遠いところで着付けをすると、会場までなれない着物姿で歩くので気疲れしてしまったり、着崩れしてしまったりすることがあるからです。
着付けの時間は、着付け師に頼むと30分くらいです。
ただし着物はふだん着慣れないものですから、イベントなどの場合は余裕を持って準備しましょう。