ネットで着物レンタルをする際の、サイズの選び方や注意点をまとめました。
サイズの選び方について
洋服は、体型にぴったりと合ったものを着なければなりません。
しかしそれに対して着物の場合は、体型にぴったりでないものでも、着付けで合わせることができます。
ですので、ほとんどの着物レンタルネットショップは、身長で着物を選ぶようになっています。
身長は、
- S(148~155cm)
- M(150~165cm)
- L(155~168cm)
- LL(165~175cm)
のような区切りになっていることが多いです。
また太めの体型の場合には、それに合わせたサイズの着物が用意されていることもあります。
まずはどのネットショプでも、このサイズの中から自分に当てはまるものを選び、好みの着物を選びます。
その後の流れは、試着システムがあるかないかで変わってきます。
試着システムがあるネットショップの場合
試着システムがあるネットショップの場合には、まず試着をしてから一度着物を送り返し、実際に利用する日の直前にふたたび送ってもらうことになります。
STEP1 申し込み
ネットショップの申し込みフォームから、選んだ着物を申し込みます。
試着システムがある場合には、通常「2点まで」のように複数を選ぶことができます。
STEP2 保証金を振り込む
試着のために必要な保証金を、指定された口座に振り込みます。
保証金は通常「レンタル価格の50%」などとなっています。
STEP3 自宅で試着する
申し込んだ着物が、指定した日に自宅まで送られます。
それを実際に試着して、サイズや色柄などを確認します。
STEP4 着物を送り返す
試着して、送られた着物が気に入っても気に入らなくても、いずれの場合にも送られた着物をすべて返送します。
気に入らなかった場合には、保証金から事務手数料が差し引かれた額が、自分の口座に入金され、手続きは終了です。
STEP5 料金を振り込む
送られた着物が気に入った場合には、その着物のレンタル料金から保証金を差し引いた額を、指定された口座に振り込みます。
STEP6 利用日の直前にふたたび着物が送られる
実際に利用する日の直前に、ふたたび着物が自宅まで送られます。
着物の使用後は、決められた期限までに送り返すようにします。
試着システムがないネットショップの場合
試着システムがないネットショップの場合には、着物は一度送られてくるだけです。
その場合には、たとえ送られた着物のサイズが合わないなどしても、無料で交換してもらうことはできません。
STEP1 申し込み
ネットショップの申し込みフォームから、選んだ着物を申し込みます。
STEP2 料金を振り込む
指定された口座に、利用料金を振り込みます。
STEP3 利用日の直前に着物が送られる
利用日の直前に着物が送られてきます。
着物の使用後は、決められた期限までに送り返すようにします。
ネットの着物レンタルを利用する際の注意点
注意点1 価格に含まれる内容を確認しよう
着物レンタルの料金に、何が含まれているのかをきちんと確認しましょう。
「3点セット」などとなっている場合には、着物と帯・長襦袢のセットです。
でももちろん、着物を着るためにはこれだけでは足りません。
帯留や衿芯、伊達締め、和装下着や足袋、さらに草履とバッグなども必要です。
最近の着物レンタルのネットショップは、これらをすべて「フルセット」として含んでいることも多いです。
でももし足りないものがあると、直前にバタバタと揃えなければなりませんので、事前に確認しておきましょう。
注意点2 レンタル期間を確認しよう
着物のレンタル期間は、ネットショップによって異なります。
着物が必要な日の2日前に届き、使った翌日までに送り返す「3泊4日」のこともありますし、3日前に届いて2日後までに送り返す、「5泊6日」の場合もあります。
送り返すのが遅れると、追加料金をとられることもあります。
いつまでに送り返さなくてはならないのかを、きちんと確認しておきましょう。
注意点3 着付けも準備しておこう
着物は着付けをしなくてはなりません。
ネットショップでも着付けのサービスをするところはありますが、基本的に来店のみ。
ネットショップを遠方から利用する場合には、美容院などで着付けの予約をしておかなくてはなりません。