ゑり善は、天正12年に創業した老舗呉服店です。
夏目漱石の日記や幸田露伴の『辻浄瑠璃』など、有名作家の著書にも名前が登場するほどの人気店で、多くの着物ファンが全国からゑり善の着物を求めて訪れています。
ゑり善の着物は、上品で華やか、高級感あふれる作品が多く、ゑり善好みと呼ばれて高い評価を得ています。
着物好きの中でもファンが多く、中古品でも需要が高いのが特徴的です。
ゑり善の着物を売却する際は、買取相場や特徴を調べておきましょう。
ゑり善の着物や帯について
ゑり善の着物は、京友禅を中心に取り扱っていますが、大島紬や結城紬など、幅広い取り扱いがあります。
京都だけでなく、東京や名古屋にも店舗を構え、それぞれの地域で愛される着物を提供し続けています。
では買取相場や特徴を見ていきましょう。
買取価格相場
ゑり善の買取相場は、3~5万円前後と言われています。
着物の買取相場は、購入額の1割程度と言われていますが、ゑり善は高額買取の対象なので、これよりも高くなる可能性もあります。
オークションでは、5万円が落札相場ですが、中には10万円以上で落札された作品もあります。
うまくゑり善の着物を求めている人に出会うことができれば、高額で落札してもらえますが、出会うことができなければ安値で落札されてしまう恐れもあるので要注意です。
特徴
ゑり善の着物の特徴は、全国各地の伝統工芸を取り揃えているというところです。
京都が本場の京友禅だけでなく、各地の紬や縮、ちりめんなど、幅広く取り扱っています。
フォーマルな物から普段着使い、個性的な物、現代的なデザインなど柄も様々で、ニーズに合わせて自分好みの一着を見つけられます。
またもともとは半衿を中心的に販売していたので、現代でも半衿は人気が高く、多くのファンが買い求めています。
半衿は、着物と組み合わせてオリジナルデザインにアレンジすることができるため、個性を重んじる人にもおすすめです。
まとめ
ゑり善の着物を売却する際は、ゑり善の価値をきちんと理解してくれる業者に任せることが一番です。
ただの京友禅ではなく、ゑり善好みの京友禅というだけで価値がグッと高くなります。
着物の専門業者は、宅配買取や出張買取を展開しているところが増えてきました。
自宅のすぐ近くに店舗がなくても利用できるので、簡単に優良な業者を選ぶことができます。うまく利用して、高額買取を目指しましょう。