吉澤織物は江戸時代から織物に携わってきた老舗メーカーです。
着物の製造を始めたのは約160年前で、染と織の両方を製造できる総合メーカーとして有名です。
もともとは織元として創業しましたが、本格友禅の導入に成功し、織から染まで一貫した製造を可能としました。
高級友禅として有名な吉澤織物の着物は、中古品でも高額で取引されています。
ブランド価値が高く、需要も多いため、高額買取の対象になっている業者も少なくありません。
ここでは吉澤織物の買取相場や特徴についてまとめてみました。
売却前に確認して、少しでも高く売却できるように参考にしてみてください。
吉澤織物の着物や帯について
吉澤織物は明石縮の開発から紬絣、本格友禅と、時代に合わせてどんどん新しい技術を取り入れて、織も染も極めた着物メーカー。
早くからブランド戦略を展開し、「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」など、数多くのブランドを作り出しました。
では、吉澤織物の買取相場や特徴を見ていきましょう。
買取価格相場
吉澤織物の買取相場は8万円前後と言われています。
ただし、吉澤織物といっても、様々なブランドを展開していて、その価値は千差万別。買取価格は作品ごとに大きく違います。
オークションでは、5~7万円程度で落札されています。中には10万円近くで落札されている作品もありますが、落札額はまちまちです。
運が良ければ高額で売却できることもありますが、運悪く安値で落札されてしまう恐れもあるので、売却は業者に任せるのが一番です。
特徴
吉澤織物の特徴は、織と染を一貫して行っているというところです。
通常は、織なら織、染めなら染と、どちらかを専門的に行うメーカーがほとんどですが、吉澤織物はそのすべてを自社で行っています。
全ての工程を一貫して行うことで、それぞれの調和に長け、繊細な作品を作り出すことができます。
また完全なオリジナル製品を作ることもできるので、個性を重んじる着物ファンからも支持されています。
まとめ
吉澤織物はいくつものブランドを立ち上げているため、着物一点一点の価値が全く違います。
査定する際は、どのブランドのどの作品かという事を理解していないとできないため、経験や知識がものを言います。
売却する際は、必ず着物の専門知識に長けた業者に任せることが大切です。
高級着物を適正な価格で買取してもらうために、業者選びは慎重に行っていきましょう。