せっかく着物を買ったのなら、やはり特別な場だけではなく、街にも着物を着て出かけたいもの。
鎌倉などを着物を着て歩くのは、気分がいいものです。
ただし着物を着て街歩きをする際には、気をつけるべきマナーがあります。
それをここではまとめました。
着物の選び方と着付けのポイントは?
着物を着て街をあるくには、やはり窮屈だったり、気を使わなければいけなかったりするのでは、楽しい気分も台無しです。
それには着物の選び方と着付けを、街歩きに適したものにするのがポイントとなります。
格が高い着物はやめよう
街を歩けば、どうしても着物が汚れます。
汚れを気にしていては、気楽に待ちは歩けません。
そこで街を歩く際の着物は、小紋以下の格が高くないものを選ぶのがおすすめです。
さらに柄も、汚れが目立たないものを選びましょう。
着付けをタイトにし過ぎない
街には平坦な道ばかりでなく、坂もあれば階段もあるもの。
そういう場所で、ある程度活動的に動けなければなりません。
そのためには、まず裾は短めにしておくこと。
また着付けをタイトにしないことが大切です。
階段などを上がる際の姿勢に注意
着物を着て歩くには、洋服の場合とは違った作法が必要です。
特に気をつけなければいけないのは、階段を上がるとき。
階段を上がるときには、どうしても裾が開いてしまいがちです。
なので裾を気にしているように、階段に対して体を斜めに開くのがおすすめ。
さらに左手で裾を抑えるようにすると、エレガントな見た目になります。
着物で食事をする際のマナー
着物で食事をする際にも、気をつけるべきマナーがあります。
ハンカチは膝の上に
着物を着て食事をすると、どうしても「着物を汚さないように」と考えるもの。
それで着物の衿や帯に、ハンカチを挟んでかける人を見かけます。
でもそれは、見た目が良くありません。
ハンカチは、膝の上に置くようにするのがおすすめです。
また食べ物も、いつもより少しずつ口に運んで、落とさないように気をつけましょう。
物を取る際には袖口を抑えて
食事の際には、湯のみや醤油など、テーブルの奥にあるものを取らなければならないことがあります。
その際には、かならず袖口に手を添え、抑えるようにしましょう。
そうすれば、袖に食べ物などがつくことはありません。
またその動作により、着物を着慣れた雰囲気を醸し出すこともできます。