北村武資は伝統工芸である羅の分野と経錦の分野という二つの分野において、人間国宝に認定されている織物の第一人者です。織物の本場西陣で若くから修行に励み、中国古来の織り方である羅と、経錦などの古代織の再現に努めました。
現在では、古代織を現代に活かす新しい織り方を追求し、常に新しい世界を作り続けています。その繊細で精巧な織物技巧は国内だけでなく海外でも高く評価されています。
北村武資の作品を高く売却するために、買取相場や作品の特徴などをまとめてみました。
北村武資の着物や帯について
北村武資の作り出す着物の数々は、とても価値が高く高価な物ばかりです。売却したいと思ったら、まずは買取相場や作品の特徴、価値などを知っておきましょう。
買取価格相場
北村武資の作り出す帯は、中古美品であっても高価なものばかりです。着物のリサイクルショップでは、30万円台の作品から580万円もする作品まで高価な品々が並んでいます。
買取相場額は8万円前後と言われていますが、作品によって価格が大きく変動する作家でもあるので、相場よりも高く売却できることもたくさんあります。
オークションでは、20万円台から40万円台程度で出品されていますが、高額商品のため、あまり入札は入っていません。確実に買い取ってもらうためには、やはり買取業者がおすすめです。
特徴
北村武資は、1995年に羅の分野で、2000年に経錦の分野で人間国宝に認定されました。二度も人間国宝として認定されることはとても珍しく、生み出された作品は高く評価されています。
伝統的な古代織を現代風に生まれ変わらせるという作風で、現代和装にマッチする帯を生み出し続けています。中でも有名な作品は手織りの羅金袋帯「七宝花つなぎ」などです。国宝級の技巧を惜しげもなく施されら逸品で、販売価格は500万円以上にものぼります。
現代も創作活動を続けていて、新しい着物を作り続けています。国内外から高い評価を受けており、多くの着物ファンに愛される作家です。
まとめ
北村武資の作品は非常に価値が高く、高額買取が期待できる作品ばかりです。少しでも高く売却するためには、きちんと価値を理解して買い取ってくれる専門業者がおすすめ。
オークションでも高く売却することはできるかもしれませんが、価格が高いためなかなか買い手が見つからないという難点や、高額なやり取りをすべて自分で行わなければならないという不安もあります。
安心して確実に売却するためには、着物専門の買取業者にお願いするのが一番です。高額買取のために査定額を比較してみることも忘れないようにしましょう。