江里佐代子は截金師として活躍した女性伝統工芸士です。2002年には截金師として人間国宝に認定され、数多くの賞を受賞した経歴を持っています。
もともと着物作家ではありませんが、その技術を活かして帯などを監修しています。人間国宝作品という事で高く評価され、多くの女性に愛されています。
江里佐代子の作品を高く売却するために、買取相場や作品の特徴についてまとめてみました。
江里佐代子の着物や帯について
江里佐代子の着物を売りたいと思ったら、まずは買取相場や作品の特徴について調べておきましょう。
買取価格相場
江里佐代子作品の買取相場は、3万円前後となっています。作品の状態や種類などによっても大きく変わってきますが、およその目安はこの程度です。
オークションでは5万円前後で取引されています。人間国宝作品という事もあり、高値で取引されているようです。
人間国宝作品は、買取業者によって買取金額が大きく違ってくるので、できるだけ知識のある専門業者を探すことが大切です。
特徴
江里佐代子は、截金という分野で3人目、女性として最年少で人間国宝になった人物です。従来の截金を極めつつも、現代美術との融合もはかり、新しいジャンルをいくつも確立させました。
仏師として活躍する夫の江里康慧とともに、数多くの文化賞を受賞し、截金師の第一人者として活躍しました。現在はその技術を娘の左座朋子が引き継いでいます。
着物の分野においては、截金の技術を活かしたデザインを数多く生み出し、質素で落ち着いた雰囲気をベースに、截金のきらびやかさを添えたスタイルが主流です。金糸や銀糸を使った作品が多く、品の良い美しさを感じさせます。
細部にまでわたるこだわりのデザインや、フォーマルな場面で使えるデザインが多いため、需要が高くて価値が評価されやすいという特徴があります。
まとめ
江里佐代子作品を高く売却したいと思ったら、買取業者を見極める必要があります。着物も価値をきちんと理解してくれる業者かどうか、人間国宝作品を高く評価してくれる業者かどうかなど、事前にきちんと確認しておきましょう。
オークションでも高く売ることはできますが、高額商品だからこそのトラブルも起こりやすくなってしまいます。着物を専門的に扱っている業者に任せたほうが、安心して売却することができます。