着物の染め直しや染め替えにかかる料金と注意点

着物の染め直しや染め替えにかかる料金と注意点

着物は染め直しや染め替えする際の料金の目安と注意点をまとめています。

染め直しをする際の料金には、解き代・洗い代・仕立て代などが含まれていません。
染め直し料金以外にも費用がかかる点を理解しておきましょう。

着物の素材によっては染め直しができないケースもあるので注意してください。
まずは、気になる染め直し料金から解説していきます。

〜目次〜
  1. 染め直しの料金例と方法
    1. 無地の着物を染め直す場合の料金
    2. 柄のある着物に色をかける場合の料金
    3. 染め直し・染め替えの方法
  2. 染め直しを頼む上での注意点
    1. 解き代・洗い代・仕立て代が別途かかる
    2. 染め直しできないものもある
    3. その他の注意点

染め直しの料金例と方法

染め直しは、着物によって料金が大幅に異なります。
特に柄がある着物の、柄をのこして染め直す場合には、柄により染め代は大きく変わります。

以下に、比較的簡単に料金が決まる例を示します。
基本的には、染め直しは着物を持ち込み、見積もりしてもらわないと料金は決まらないので注意してください。

無地の着物を染め直す場合の料金

色無地などを染め直すのは、比較的簡単です。
若いころ仕立てて色が派手すぎるものなどは、地味な色に染め直すことができます。
その際、紋などを新たに追加することもできます。

色々な料金を合計すると約40,000〜50,000円程度かかります。
金額の内訳は以下のとおりです。

着物を解いて胴裏を洗い張り 3,000〜5,000円
染め直し 15,000〜20,000円
仕立て代 25,000〜30,000円

柄のある着物に色をかける場合の料金

柄のある着物の場合でも、全体に上から色をかける場合は、比較的安価に染め直しできます。
これも、派手すぎる色を地味にする場合などにおすすめです。

色々な料金を合計すると約50,000〜70,000円程度かかります。
金額の内訳は以下のとおりです。

着物を解いて表地の染め直し 8,000〜15,000円
胴裏染め直し 8,000〜15,000円
八掛染め直し 8,000〜15,000円
仕立て代 25,000〜30,000円

染め直し・染め替えの方法

染め直しには、大きく分けて3つの方法があります。

色揚げ

すでに染められている生地の上から色を加え、別の色にするもの。
染め直しの中では最も簡単な方法です。

抜き染め

染められている色を一度抜き、新たな色に染め直すもの。

目引き

派手な色の着物に色を加えて地味な色にするもの。

また柄が入っている場合には、柄の部分をのりで伏せて、他の部分だけを染め直すこともできます。

染め直しを頼む上での注意点

染め直しを頼む上で注意点がいくつかあります。料金に関わる内容もあるので、しっかり理解しておきましょう。

解き代・洗い代・仕立て代が別途かかる

着物を染め直しするためには、まず着物を全部解いて反物の状態にします。
そのためそのための「解き端縫い」のための料金がかかります。

また汚れなどがある場合には染める前の洗わなければなりませんから、そのために「洗い張り」の料金がかかります。
さらに解いた反物は、元の着物として仕立てなければなりませんから、そのための料金もかかります。

ですから染め直しをするためには、どうしてもある程度の料金がかかってくることになります。

染め直しできないものもある

染めだけで色柄が作られている着物は、染め直しすることができます。
ただし次の特殊加工が施してあるものは、染め直し加工によって特殊加工が欠落したり、部分的にムラになってしまうなどのことがあるため、染め直しはできません。

できないもの

金銀箔、刺繍、胡粉(ごふん)、顔料、螺鈿(らでん)、革製品、ガラス球など

その他の注意点

その他にも注意点があるので、チェックしておきましょう。

色の薄いものを濃い色に染め直す場合

それまでは目立たなかったスレが、目立つようになることがあるので注意してください。

色の濃いものを薄い色に染め直す場合

元の色が完全には脱色できずややくすんだ色になることもあります。

色が染まらないもの

金糸や銀糸、ポリエステルの糸は染まりません。合成染料を使用している場合は、脱色できないことがあるので注意してください。

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