尾峨佐染繍の着物や帯の買取価格相場と特徴

着物は、染めや織り、刺繍の美しさが特徴的です。それぞれの職人が一つ一つ丁寧に手作業で行うからこそ、価値が高い一点物が仕上がります。

中でも刺繍の美しさにこだわった作品を作り続けているのが尾峨佐染繍です。

昭和58年に設立された刺繍メーカーで、一枚一枚、職人が手縫いで美しい刺繍を施して作られることで有名です。

色鮮やかな刺繍が特徴的で、多くの着物ファンに愛される人気ブランド。結婚式や成人式など、晴れの舞台でも活躍するため需要も多く、中古品でも高額で取引されています。

ここでは尾峨佐染繍の着物の特徴や買取価格の相場についてまとめています。売却する前に読んで、参考にしてみてください。

尾峨佐染繍の着物や帯について

尾峨佐染繍は創業30年以上の老舗刺繍メーカーで、豪華絢爛な刺繍を着物に施していく技術は超一流です。

着物には使われることのなかった世界三大刺繍を取り入れた技法で、着物界に衝撃を与えてきました。

需要も多いので、比較的高額買取がしてもらいやすいブランドではありますが、少しでも高く売却するために、価格相場や特徴を把握しておきましょう。

買取価格相場

尾峨佐染繍の買取相場は、1万円~10万円程度と言われています。

買取価格に差が大きいのは、尾峨佐染繍と一言で言っても色々な種類があるからです。

大島紬や丹後ちりめんなど、色々な織物や染め物とコラボした作品は特に価値が高く、高額買取の対象となります。

オークションでは、2万円~12万円程度で落札されています。買取業者より高く売れる可能性もありますが、逆に安価になってしまう恐れもあるので要注意です。

特徴

尾峨佐染繍の特徴は、何と言っても美しい刺繍です。主に自然美をモチーフにした柄が多く、草花や鳥などを色鮮やかに表現しています。

「汕頭刺繍」「蘇州刺繍」「相良刺繍」という世界三大刺繍の技術を用い、他にはない繊細で美しい刺繍を施していきます。

また刺繍が映えるように、織物や染めにもこだわり、京染めや友禅、大島紬など様々な職人とコラボしています。

国内の技法だけでなく、海外の染色技術にも目を向け、常に新しいものを取り入れていくスタイルで、上質な作品をいくつも作り出しています。

固定概念を捨て、広い視野で作られる作品は、見る人を飽きさせない不思議な魅力を放っています。

まとめ

尾峨佐染繍の作品は、高額買取の対象となっていることが多いので、比較的高値で売却はできます。

ただ、染職人や伝統工芸などとコラボレーションしている場合、証紙がないと認められない場合もあります。

売却の際は必ず証紙を一緒に持って行くという事と、保管の際に証紙をなくしてしまわないようにするという事が大切です。

また、着物をきちんと適正価格で買い取ってもらうために、着物専門の買取業者を見つけることも重要なポイントです。

宅配買取や出張買取に対応している業者であれば、遠方からの利用も可能なので安心です。