久保田一竹の着物や帯の買取価格相場と特徴

久保田一竹は昭和と平成に活躍した染色家です。15世紀後半~16世紀前半に失われた染色の技術を復元させることに尽力してきました。

もっとも有名なのは辻が花の復元です。一竹辻が花として自己流の辻が花を完成させ、世界でも高く評価されました。久保田一竹の手掛けた着物は非常に高価で取引されている、人気作家のひとりです。

久保田一竹の着物の買取相場や特徴についてまとめてみました。売却する際の予備知識として参考にしてください。

久保田一竹の着物や帯について

久保田一竹の着物や帯はとても価値の高いものばかりです。売却の前には買取相場や特徴などについてきちんと調べておきましょう。

買取価格相場

久保田一竹の作品の買取相場は、20万円前後です。特に一竹辻が花は買取額が高く、40万円以上の高値で買取してもらえることもあります。

オークションでは20万円~30万円で取引されています。中には100万円以上で出品されている作品もありますが、高額なので買い手はなかなか見つかりにくくなります。

着物のリサイクルショップなどでは、中古品でも50万円~100万円という高額で販売されており、価値が高い作品が多いことを物語っています。

特徴

一竹辻が花の特徴は、今までの着物のデザインとは一線を画すほど個性的で独特の世界観を持っているという点です。また、染料と素材、デザインによって、工程を一つ一つ変えて作られているという点も大きな特徴。

染料と素材は組み合わせによって反応が変わってきます。その反応を知り尽くし、素材の良さを最大限生かす技法で丁寧に作られるため、作成に1年を要した作品もあるほどです。

手間暇かけて作られた作品は、色鮮やかで美しく、他に類を見ないほど繊細な出来栄えです。その美しさから、国内だけでなく海外の愛好家も多く、長く愛される着物作家です。

まとめ

久保田一竹の作品は高価買取が期待できるものばかりです。でも、久保田一竹の価値をわからない業者に任せてしまうと、せっかくの作品が安く買い取られてしまうかもしれません。

大切な作品をできるだけ高く売却するために、着物の知識や経験が豊富な専門業者にお願いすることをお勧めします。また、証書や箱など、本物と証明できるものは合わせて査定に出すことも大切です。保管している間になくしてしまわないように注意しましょう。