男の着物は何を揃えればいいの?

男の着物は何を揃えればいいの?

男性が着物を着るのも、またいいものだと思います。
お祭りなどに浴衣で行ったり、家では昔の作家みたいに、着物で過ごすなどというのもいいですよね。

でも着物を着るにも、まずは何を揃えたらいいのか分からない人も多いと思います。
そこでここでは、男の着物を着るために必要なものをまとめてみました。

最低限必要なもの

着物を着るからといって、何も初めから格式張る必要はありません。
何事も、まずはできることから始めてみるのが大切だと思います。

男の着物を着るために最低限必要なのは、次のものです。

着物

もちろん、必要なのは、まずは着物。
着物の素材は、ウールや化繊・麻・木綿・絹などの素材があります。

着物の値段は、本当にピンからキリまで。
ウールの着物なら、古着屋を探してみれば、けっこう洒落たものが500円ほどで売られていることもあります。

着物を着るためには、言うまでもなく帯が必要。
帯には「角帯」「兵児帯」の2種類がありますが、男性は角帯を使います。

角帯はハリのある素材で出来ていて、幅は9センチ、長さは4メートル15センチ。
これも古着屋を探してみれば、500円くらいでけっこういいものがあります。

下駄・雪駄

着物を着る場合、履物には下駄または雪駄を履きます。
下駄と雪駄のちがいは、靴で言えばちょうどスニーカー(下駄)と革靴(雪駄)みたいなもの。

下駄も雪駄も、安いものなら1,000円ほどで、新品を買うことができます。

その他にあったらいいもの

男の着物を着るために最低限必要なのは、上の着物と帯・下駄(雪駄)。
そのほかに、あったらいいものをまとめます。

羽織

羽織は、着物の上に着るもの。
洋服で言えば「ジャケット」みたいなもので、着るとしっかりとした改まった印象になります。

ただしあまり若い人が羽織を着ると、ちょっと「おじさん臭く」見えることもあります。

襦袢

着物の下に着る下着。
着物とおなじ丈の長いものは「長襦袢」、上半身だけの短いものは「半襦袢」と呼ばれます。
襟は、半襟を縫い付けて使います。

足袋

足袋は、いわば靴下。
木綿でできて伸び縮みしないので、自分の足のサイズに合ったものを選びましょう。

礼装の場合は白足袋が基本。
でも普段使いをするのなら、汚れが目立たない色足袋や柄足袋がおすすめです。

伊達締め(腰紐)

伊達締めは襦袢を締めるのに使うもの、腰紐は着物の帯の下で帯の補助として使うものです。
どちらにするかは好みで選んでかまいません。

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